○SS準備中


君がサイトの奥を覗いてみると、ノァヨァヅィクタの巨体が胡座をかいて蹲っていた。
どうやら、己の口調を掴むために時代小説を読み漁っているようだ。

……え、そこから?




「……てやんでぇ」

 ……それはちょっと違いませんか?

「……麿の勅でおじゃる……朕に奏上じゃと、無礼者……」

 もうちっと、読む物を選んで貰えますと。

「……嫌よ厭よも好きの内と申すもの。神妙に致せ致せ」

 ……いや、流石にその手のは、間に合っておりまする。

 ……。
 …………。
 ……………………。

<蟹光線>イブセマスジ――ッッ!!」

 何を読んでやがる、てめぇっ。



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